骨ゲル
ポリマーゲル線量計にCHPDを添加し骨と等価な骨ゲル線量計を開発しています. 骨への線量が直接測れる線量計になります. 近年普及しているモンテカルロによる線量計算ができる治療計画装置のコミッショニングなどにおいて, Dose-to-Mediumでの線量計算において差の出る骨への線量を確認できることを期待しています.
もととなっているのはポリマーゲル線量計であるため, その性質はそのままですので課題は色々あります. また通常のゲル線量計と異なり, CHPDを入れることで白色になりますので見た目では反応しているのかはわかりません. MRIなどでの線量読み取りを行うことで初めて反応しているかが分かります.
色素ゲル
色素ゲルではLCVを用いたゲル線量計を作っています. DIRのところでも書いたように2022年よりゲルボーラスを開発中です. 主に電子線を対象としています. 体温で溶けずゲルボーラス内の線量(分布)が確認できれば, 将来的にin-vivo QAとしても使えるのではと考えています.