Three-dimensional dosimetry of TomoTherapy by MRI-based polymer gel technique

Yoichi Watanabe, N. Gopishankar

Journal of Applied clinical Medical Physics, Vol. 12, no. 1, Winter 2011

DOI: 10.1120/jacmp.v12i1.3273Citations: 9

(日本語)

放射線治療において,線量計算や治療計画に使用するソフトウェアの検証は,正確な放射線照射を行うために非常に重要である.BANG3ポリマーゲル線量計と3T Magnetic Resonance Imaging(MRI)を用いて,トモセラピー治療計画および放射線照射の精度検証を行なった.前立腺治療1症例を評価し、計算された3次元線量分布は,最大線量(2.5Gy)よりはるかに小さい(25%以下)領域を除いて,測定された3次元線量分布と一致することが分かった。計画標的体積を含む12cm×11cm×9cmのボリュームに対してγIndex(3%/3mm)を用いた解析では,53%のボクセルでγIndexが1より小さいことが示された.この測定プロトコルと解析ツールは、強度変調回転放射線治療のような他の新しい 複雑な放射線照射技術の評価にも,低コストかつ容易に適用することが可能である。

Evaluation of setup and intrafraction motion for surface guided whole-breast cancer radiotherapy

Sandra Helene Hattel, Peter Andreas Andersen, Isak Hannes Wahlstedt,

Sidsel Damkjær, Arpit Saini, and Jakob Borup Thomsen

J Appl Clin Med Phys 2019; 20:6:39–44

DOI: 10.1002/acm2.12599

(日本語)

Surface Guided Radiotherapy (SGRT) は、患者の位置を合わせたり、治療中の患者の動きを監視したりするための比較的新しい技術である。SGRTでは患者体表面の位置を決定するために可視光を用いるため、完全に非侵襲である。SGRTの精度がイメージングと同等であれば、患者位置合わせのための毎回のイメージングを減らすことが可能である。SGRTでは、フラクション内の動きの監視及び、決められた許容値を超えた時に照射を止めることが可能で、より正確な照射をもたらす。この研究の目的は、SGRTとしてAlignRT(OSMS)を搭載し、ゲーティングでない乳房全体の放射線治療の際のセットアップとフラクション内の動きの監視の不確かさを調べることである。最初のセットアップにおいては、SGRTが患者に入れられた3点の刺青を用いる方法と直交X線画像が比較された。フラクション内の動きの調査では、治療中の患者を6軸で監視した。3点セットアップでは、アイソセンタからの二乗平均平方根誤差は5.4mmであった。OSMSを用いた手法では、これが4.2mmまで改善された。並進方向においては、OSMSはlateral方向で改善が見られたが(P=0.0009、Wilcoxonの符号順位和検定)、longitudinal方向と回転では、改善を示すことができなかった(それぞれP=0.96、P=0.46)。vertical方向においては、OSMSより3点セットアップの方がより正確であったと示された(P=0.000004)。フラクション内の動きにおいては、アイソセンタからの平行移動の中央値が1.1mmと非常に制限された。OSMSはレーザーと刺青のセットアップから注目すべき改善はみせたものの、骨構造を使用する直交X線画像に取って代わるほどの正確さは示さなかった。