北陸がんプロセミナー PHITS講習会

受付終了いたしました! 多くの参加登録ありがとうございました. 

今年もがんプロセミナーとしてPHITS講習会を行います.

過去2回, 入門編をお願いしておりましたが, 今回は少し臨床的な内容を加えていただきました. 2日目午後にはDICOM形式のCT画像を扱った簡単な線量分布計算を組み込んでおります.

日程  2017年 2月11日(土), 12日(日)

場所  金沢大学 医薬保健学域保健学類 4号館 1階  4111講義室

 

既に申込みは開始されており, 定員まであと僅かになっています. 参加希望される方はお急ぎください.

申込みはPHITS事務局WEBサイトから.

http://phits.jaea.go.jp/Schej.html

 

Plastimatch

コマンドラインで使用するレジストレーションソフトがあります.DIRも可能.  Win, Mac, Linax対応.

http://plastimatch.org/

主にRigid/Deformable レジストレーション処理や, 画像合成や抽出, セグメンテーションも可能です. DICE係数を求める処理もあります. その他, フェルドカンプ法による画像再構成やDigitally reconstructed radiograph 作成もできます. DIRに関しては, ITKのライブラリを用いた処理も可能です.

コマンドライン ソフトであるため慣れていない人には戸惑うことになるのではと思います.  nVidia ボードがささったPCであればCUDAを用いた処理も可能です.

少し使い方

DICOM形式サポートを書かれていますが, ボリュームデータとしては(多分) そのままは扱えないため, ITKで使われる形式(nrrd, mha etc…)などに変換して使うことになります. 変換の仕方は

#plastimatch convert --input dicom-in-dir --output-img outfile.nrrd

dicom-in-dir: DICOM形式のボリュームデータがあるフォルダ

outfile.nrrd: 出力ファイル名. 拡張子で出力ファイル形式を指定.  mhaかnrrdがPlastimatchでは標準のよう.

 

レジストレーション

rigidにしろdeformableにしても registrationはコマンドファイル(処理の設定ファイル)を作る必要があります. コマンドファイル(command_file.txt) を作成したら, plastimatchでのコマンドは単純に下のようになります.

#plastimatch register command_file.txt

command_file.txtの中身が重要で, 色々指定できますが単純には下のようになります. この例はrigid registrationの例.

# command_file.txt
[GLOBAL]
fixed=image_1.mha
moving=image_2.mha
img_out=warped_2.mha

[STAGE]
xform=rigid
optim=versor
max_its=30
res=4 4 2

 

#以降はコメントのようです. fixedで指定されているのが合わせられる画像(参照画像), movingが移動/変形される画像.

img_outが変更後の出力画像. 変形方法にrigidが指定されているので6軸(3軸平行移動, 3軸回転)の変換となります.

optimが最適化の方法を指定するようでうが, 幾つか指定できる種類はあるのですがversorがどのような最適化かは詳しく書かれていません.

max_itsは最適化の最大繰り返し回数, resはおそらく変形を計算する際の解像度だと思います.

 

コマンドラインとしてはちょっと使いづらいという人は3Dslicer というソフトを用いると, 少しだけplastimatchが使いやすくなるようです. 3DSlicerではPlastimatchと連携してレジストレーション処理ができるようです. ただ, コマンドファイルを作らないといけないのは変わらないようです. (処理も大分遅いかも)

 

9th CCRTにて発表(鈴鹿, 11月5,6日)

032 強度変調放射線治療において3D線量解析システムの平面検出器の設置位置誤差が線量分布検証に与える影響            宮田 洋平

036 前立腺移動, 画像ノイズ, fiducial markerの存在に対するDeformable Image Registrationの特性評価   池田  知広

037 前立腺がんに対する高線量率組織内照射とIMRTを併用した際の変形レジストレーションを使用した線量合算評価  横山 仁臣

043 ゼラチンの種類がポリマーゲル線量計に与える影響の評価   石原 翔太

044 光学CTを用いたポリマーゲル線量計の撮影条件の検討  和田 拓也

 

2016年度秋修了 博士課程審査会

8月25日(木) に博士課程(修士,博士)の論文審査会が行われます.
時間,プログラムはまだ未定です.連絡あり次第知らせます.審査を受ける人はもちろん後々のため見てみたい人も参加可能です.平日ですので社会人は難しいかもしれませんが,可能であればご参加ください.

研究室の引越し

研究室が引っ越しました。 

今の研究室の斜め向かい1号館1205室です。
前の研究室(1209号室)は松原先生の研究室になっています。
来られた際はお間違いなく。

Renew

サーバーの機器更新に伴い,研究室のwebサイト(システム)を更新しました.

そのため, 現在コンテンツを引越し中です. 随時,修正・変更・更新をしていくつもりです.